書籍『わたしとあなた 小さな光のための対話集』の出版
メディア・コミュニティ「me and you little magazine & club」の立ち上げ
ルミネ荻窪 2023年度 クリエイティブディレクション・コピーライティング
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書籍『わたしとあなた 小さな光のための対話集』の出版
me and youによる初めての書籍『わたしとあなた 小さな光のための対話集』が2022年8月に完成しました。
異なるわたしとあなたがどう共にあれるのか、様々な視点で13名に聞いた対話集
me and youでは、2022年2月よりメディア・コミュニティ『me and you little magazine & club』を立ち上げ、この場所を耕すために考えを深めたいことを「6つの灯火」として掲げ、その内容を対話の形で掘り下げていく「i meet you」シリーズをつくっています。
『わたしとあなた 小さな光のための対話集』は「i meet you」のなかから、次の13名との対話を収録しています。
・清水晶子さん(東京大学大学院総合文化研究科教授)
・秋田祥さん(ノーマルスクリーン主宰)
・伊藤絵美さん(公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士、洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長)
・武田砂鉄さん(ライター)
・ドミニク・チェンさん(博士/学際情報学)
・小林エリカさん(作家・マンガ家)
・穂村弘さん(歌人)
・竹田ダニエルさん(ライター)
・ブライアン・ヒューさん(ライター・編集者・翻訳者・活動家・DJ・『New Bloom』創設者)
・ソン・スンリエンさん(「女書店」取締役会長)
・ジェイ・リンさん(『GagaOOLala』『Portico Media』創設者兼最高経営責任者)
・バイロン・デュヴェルさん(ミュージシャン、『Queer Trash Taiwan』創設者)
・イ・ランさん(マルチ・アーティスト)
ほかにも、me and youの野村・竹中が新しい場所の立ち上げに込めた思いを綴ったコラムや、13名とme and youによる作品案内などを読むことができます。
個人と社会の間を行き来しながらともに生きていくことについて考えた一冊
『わたしとあなた 小さな光のための対話集』は、一人ひとり異なる「わたしとあなた」が、個人的な想いや違和感をなかったことにせず、社会の構造にも目を向けながら、ともに生きていける関係性や場所について考えた一冊です。
フェミニズムやクィアの表象、メンタルヘルス、マチズモ、戦争、差別……といったテーマをはじめとして、それぞれの分野で研究や発信をおこなっている日本、台湾、韓国、アメリカを拠点に活動している方々との対話を収録しました。
どのテーマも、歴史において複雑に絡み合った構造のなかにあり、時には自分ひとりの力でなにができるのか、立ち止まってしまうような場面もあるかもしれません。それでも、me and youが大切にしたいと考えている「個人と個人の対話」や「“わたし”と“あなた”という小さな主語」を立脚点とし、自分たちを含め、一人ひとりが自分の内側にもっている感情や経験を振り返りながら、個人的な想いをなかったことにしないまま、どう社会の構造と向き合い、関わっていくのかということについて、迷い、悩みながらも前身していくための光を見つけるような一冊になればと願っています。
本のあちらこちらに見てとれる、「わたし」と「あなた」を想起させるブックデザイン
ブックデザインは、脇田あすかさん+小倉有加里さん、印刷・製本は藤原印刷株式会社さん が手がけてくださっています。異なる一人ひとりは、近づいたり離れたりしながら、時には重なって、どこまでも羽ばたいていくのかもしれない……。そんなことを想像させる、ハートとハートが重なって蝶々になったモチーフを、活版印刷であらわしてくださいました。2本のびている栞も、デザインのポイント。本のあちらこちらにあしらわれた、「わたし」と「あなた」の気配にぜひ触れ、愛でながら、楽しんでください。
<脇田あすかさんによるコメント>
「2つの異なるものが、その違いをもったままに同じ場所に共存できることを意識したブックデザインになりました。2つの栞、2つの書体のノンブル(ページ番号のこと)、2色の見返し、本の表紙全体は背にかけて2つの色が溶け合っている。本書の内容はウェブサイト上でも読めるもので、しかもそちらの方が画像もカラーで見れるし、関連リンクにすぐ飛べるし、便利だと思う。だけど、この内容を1冊の本として持っておく喜びは、便利さとはまた違う大切な部分で(きっとme and youのお二人もそう思って、書籍化することにしたんじゃないかな)、自分の本棚にいつでも引き出せる形でこの対話達が置かれていることは、きっとあなたにとって、たまたま手にした誰かにとって、お守りのような存在になってくれると思う。線を引いたり角を折ったりしながら、自分だけの1冊にしてもらえたら嬉しいです。」
撮影:石田真澄
現在はme and you shopで販売しているほか、一部書店さんでお取り扱いいただいています。
お取り扱い書店については、こちらのページをご覧ください。また、お取り扱いいただける書店やその他のお店、スペースも随時募集中です。気になる方はお問い合わせからお気軽にご連絡ください。
クレジット:
2022年8月20日 第1刷発行
編集:me and you(野村由芽・竹中万季)
発行:me and you
ブックデザイン:脇田あすか+小倉有加里
編集協力:羽佐田瑶子
執筆協力:燈里、木村びおら、倉田佳子、西口想、秦レンナ、平岩壮悟、松井友里
校正:鴎来堂
印刷・製本:藤原印刷株式会社
本体価格:3,500円(税別)
ISBN:978-4-9912677-0-3 C0095
サイズ:本文120mm×188mm チリ2mmずつ=122mm×192mm 背幅約25mm
ページ数:372ページ
更新日:
2024.9.4
me and you’s book publishing
me and you launched the media community “me and you little magazine & club” in february 2022. we have created the “i meet you” series, in which we will explore the contents of the “6 lights” in the form of dialogues.
the me and you’s book includes dialogues with the 13 members.
it also includes a column in which me and you’s nomura and takenaka describe their thoughts on the launch of the new media, as well as recommended works.
the me and you’s book is a book that considers the relationship and place where each different “me and you” can live together without pretending that personal feelings and discomfort did not exist, while also looking at the structure of society.
the book is now available at me and you shop and some bookstores.