書籍『わたしとあなた 小さな光のための対話集』の出版
メディア・コミュニティ「me and you little magazine & club」の立ち上げ
ルミネ荻窪 2023年度 クリエイティブディレクション・コピーライティング
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メディア・コミュニティ「me and you little magazine & club」の立ち上げ
メディア・コミュニティを立ち上げるためのクラウドファンディング
野村由芽と竹中万季が、自分らしく生きる女性を祝福するライフ&カルチャーコミュニティ「She is」を立ち上げた後、me and youとして独立。さまざまな女性の生き方について考える場をつくってきた二人が、あらゆる個人の祝福を考え、個人を尊重し、社会構造の問題に目を向けるためのメディア・コミュニティのローンチに向けて、この場所を必要としてくださる方々と立ち上げる部分からともにつくっていきたいという思いからクラウドファンディングを実施。2021年11月〜2022年2月までの間に423人の支援をいただき、目標金額の3,500,000円を上回る、4,140,457円を達成しました。
me and you little magazine ―わたしとあなたの記憶と記録、動き続ける世界の一角―
クラウドファンディングを経て、2022年2月に「me and you little magazine」が立ち上がりました。小さな声や、語られていなかったこと、ものごとの複雑さなどを重視しながら、変わりゆく自分や他者、世界を考えるきっかけとなる読み物をつくっています。「i meet you」「同じ日の日記」「創作・論考」「声のポスト」「わたしたちのリンク集」」「わたしたちの辞書」「カルチャートピックス」など、さまざまな記事をお届けしていきます。
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わたしとあなたがいる。
眠れないほど想う夜、もう光などないと感じること、打ち明けることができた日。
わたしはあなたと関わっていて、
わたしもあなたも世界と関わっている。
優劣はなくて、すべてはつながっていて。
ジェンダーやセクシュアリティ、心とからだ、格差、差別などの
複雑に絡み合った社会の問題。
歴史のなかでつくられた構造によって
思い込まされていた、思い込んでいた自分の捉え方。
変わりゆく世界で
揺れ動きながらも翻弄されないためには、
自分を思い出せる速度まで歩をゆるめ
自分自身の言葉を探すこと。
わたしもあなたも祝福するためには、
複雑なものを複雑なままうけとめて
可能性の発見を重ねていくこと。
me and youは、
ひとりひとりの声で問い、小さな主語で対話して、
さまよいながらも考え続けられる時間と場所をあたためていきます。
枠組みや関係性をときほぐして、結びなおす。
誰の物語も単純ではないのだと。
わたしとあなたは確かにここにいて、時おり偶然、手をとって。
揺れ動きながらも考え続ける、未知へと歩き出すその過程が、
いつだってどこにいたって手づくりの安心となって、
不確かな世界を照らし
まっすぐわたしたちを包み込みますように。
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クレジット:
編集・ディレクション:竹中万季(me and you)
編集・コピーライティング:野村由芽(me and you)
ウェブデザイン・エンジニアリング:白石洋太
ロゴデザイン・アートディレクション:岡﨑真理子
デザイン:田中美南海
その他、この場所に関わってくださるさまざまな方々
me and you club ―わたしとあなたの終わらない思索とおしゃべりを―
me and you clubは、曖昧さや迷いの過程、一人ひとりにとって心地よい速度を肯定することで、安心して話しはじめられ、信頼できる人が見つかるかもしれないコミュニティ。本や映画の話をしたりDIYを楽しんだりするクラブ活動、日常の違和感や社会問題への気づきを語りはじめるイベントなど、生活も社会も地続きに一人ひとりが思考をめぐらせ、共有しながら、個人的なことと社会的なことについて考え、語る場所です。
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心が動いた本や映画について、
ひとりで考えていたあれこれを、その作品に惹かれてる誰かと話せること。
ニュースや身近な人とのやりとりのなかで、
モヤモヤと蓄積していった自分なりの社会への違和感を、
たとえまだ言葉になっていなくても、個人的な体験から考えはじめていいと思えること。
この世界にいる、それらをともにできる誰かといつか出会えるかもしれないこと。
me and you clubは
小さな違和感も幸福もなかったことにしないで、
個人的なことから、社会のことまで
自分なりの気づきを話しはじめ、考えを深めるコミュニティです。
たったひとつの「正しさ」の基準でジャッジせず、
一人ひとりの考えを尊重しながら、
安心できる場所で、自分の胸の奥にある思いを
書いたり、話したり、考えたりできる場所。
ありのままの自分の声を聞いてくれる場所があることや、
自分が誰かにとってそういう存在になれるかもしれないことは、
孤独をひとときやわらげたり、新しいことをはじめる一歩につながるかもしれません。
一人ひとりが自分なりに考え、偶然出会った相手の声に耳を傾けながら、
ともにゆらぎながらも学び、変わっていこうとすることは、
不確かな世界を歩む、心強い味方になるのだと思います。
そんな場所を、一緒につくりませんか。
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me and you clubでは、好きな本や映画の話やDIY、あるいは気になっているニュースや違和感など、生活も社会も地続きに、とるにたらないと感じていたこともここでなら話せると思っていただけるような場になればと願っています。
クレジット:
編集・ディレクション・デザイン:竹中万季(me and you)
編集・コピーライティング・テキスト:野村由芽(me and you)
わたしたちの6つの灯火
この場所を通して大切にしたいこと、考えを深めていきたいこと。スピードの速い日々のなかで、迷ったり、悩んだり、見失ったりしたときにも、いつでもたちかえれるような小さな灯火としての言葉たちです。
🕯️1. わたしとあなたで対話する
「個」と「個」の対話を重視します。社会に規定された枠組みや表面的な決めつけ、あるいは思い込みで他者をジャッジしそうになったら思いとどまりたい。相手を冷笑したり、脅かしたりせず、安心して話せる場所をつくりたい。物理的な距離に制限されず、属性をこえて、大切なことを話せるかもしれない「あなた」に出会えるように。
🕯️2. 自分を尊重する、他者の個も尊重する ―凝り固まった概念に立ち向かう個人的な声に耳を傾ける―
一人ひとり異なる個人の声を尊重することが、大きな声や、どちらか一方向に強制的に従わせるような概念に立ち向かうことだと考えています。そのためにまず、自分と他者のどちらの声にも耳を傾けられる状況と関係を重視します。
🕯️3. 途中、過程、迷い、複雑さ、曖昧さの肯定
白か黒かのどちらかではなく、その間にある無数のグラデーションに目をこらしていきます。わたしたちは誰しもが変化する過程であるから、断定ではなく、可能性の発見を積み重ねたい。短期的ではなく中長期的な時間軸でものごとを捉えたい。複雑な世界を複雑なまま捉えることは、一人ひとりが自分自身のままで、居心地よく生きていけることにきっとつながります。
🕯️4. 問い直し、結び直していく
個人を苦しめる性質を持つ、凝り固まった常識や旧来的な制度やルール。既得権益によって変化が訪れていないものや、時代にそぐわない断定的なものの見方。それらをときほぐして、硬直した関係や社会をゆるやかに結び直してゆきます。
🕯️5. 心を死なせず、手を取り、支えあい、社会で生き延びる
生き抜く過程で、助けや支えが必要になる場面が、きっと誰にでも訪れます。もちつもたれつの精神で、手を差し伸べ、支え合う仕組みの在り方を探ること。ひとりでも入りやすく、居心地がよく、「この場所は自分にはもう合わない」と感じたら抜けやすく、そして別の場所が見つかるようなメディア・コミュニティをつくることができたなら。この場所だけが正解だと思い込むことなく、自分には選べる扉が無数にあるのだという心強さに包まれるはずです。
🕯️6. 自分の気づきを出発点に、少しずつはじめられる学びのかたち
日常で抱いた疑問や違和感をもとに、小さなことからでも一人ひとりが学びはじめるきっかけをつくります。金銭的/職業的理由などを問わず、誰もが「学びたい」「学んでいいんだ」と思えるように。自らの気づきによって導かれた学びは、自分自身を柔らかく変化させ、得られた複合的な視点は変化し続ける世界を生きる味方になるのではないかと思います。
me and you little magazine & clubは、自分や他者、世界のゆらぎを見つめながら実験を重ね、ありかたを探っていきます。この灯火もゆらぎながら、少しずつかたちを変えていけたらと考えています。
またわたしたちは、女性差別、男性差別、トランスジェンダー差別、性的マイノリティへの差別を含むあらゆる性差別、人種・民族差別、階級差別、病気や障害などに対する差別、職業差別、地域差別、容姿や外見による差別などすべての差別に対して反対する意志をもち、この場所を運営していきます。
更新日:
2024.8.22
関連URL:
MOTION GALLERY クラウドファンディングページ
me and you little magazine
me and you club
a media and community "me and you little magazine & club" launching
me and you launched the media community “me and you little magazine & club” in february 2022.
me and you little magazine focuses on small voices, unspoken things, and the complexity of things, while creating reading materials that encourage people to think about themselves, others, and the world as it changes.
me and you club is a community where you can start talking at ease and may find someone you can trust by affirming the process of ambiguity and hesitation and the speed that is comfortable for each individual. It is a place to think and talk about personal and social matters, with each person thinking and sharing thoughts about the grounding of both life and society.