ルミネ荻窪 2022年度 年間リーフレットの編集・制作
自分の生き方やサステナビリティについて考えるリーフレットに
ルミネ荻窪の2022年度のリーフレットを年間を通じて制作しました。
2022年度は、ファッションを切り口にしていきたいことや、コロナ禍で変化するライフスタイルの中で自分らしくいられる場所（サードプレイス）としての機能を発揮したいこと、サステナビリティを意識した企画を行いたいという背景がありました。
それを踏まえ、季節性やそれぞれのシーズンに訴求したい内容を抑えながら、リーフレットを手に取ったお客さまが楽しみながら自分の生き方やサステナビリティについて考え、「気づき→学び→行動し→一人ひとりが発信する」といった体験を得られるように、年間展開イメージを検討しました。
春・夏・秋・クリスマス・春と、5冊制作。毎号同じフォーマットで展開するのではなく、季節ごとのテーマや訴求ポイントに合わせて、構成やコピーライティングを制作しました。
荻窪周辺のお店や、ゆかりのある人とのつながりを深めながら
ルミネ荻窪は荻窪駅直結で、地域とのつながりを大切にしている館です。ルミネ荻窪内のショップだけでなく、荻窪や西荻窪、阿佐ヶ谷のお店とのつながりを深められるように、モデルと共に街歩きしてお店を巡る企画を行いました。また、もともと中央線沿線にゆかりがあるミュージシャンや文筆家など幅広い方々に、モデルや執筆などさまざまな形で関わっていただくことで、「荻窪にゆかりがある人」のコミュニティをつくっていくようなキャスティングを意識しました。
スタイリングやヘアメイクを入れた撮影のほか、エッセイの掲載など、リーフレットでありながら、読みものとしても充実した雑誌のような仕上がりにすることで、捨てずにとっておきたくなくなる仕上がりに。手書き文字や楽しい色合いを用いながら荻窪らしさを演出したアートディレクションは、年間を通して栗原あずささんが担当してくださいました。
館内で同デザインのポスターを展開するほか、リーフレットの内容の一部をInstagramでも展開しています。Webメディア・コミュニティの運営や、本の制作を行っているme and youの強みを生かしながら、ルミネ荻窪のお客さまのトーンに合わせたかたちで編集することを意識しました。
2022年春：Hello, good future! どんな未来の種をまく？
生き方やものの選び方のヒントが得られるような、少し未来のことを想像できるようなきっかけをお届け。ルミネ荻窪のショップの服をまとった石山蓮華さんと共に、未来の選択を考えるヒントをくれそうな中央線沿線の4つのお店を巡りました。巡ったのは、カフェ カワセミピプレット、fuzkue、WOODBERRY COFFEE、icca。ここでしか読めない石山さんのエッセイ「未来の向きを変えた日のこと」も掲載。
振り返ってみれば、
わたしの心地よさと、社会や環境の状態は
お互いにかかわりあってきた。
そのことにだんだん気づきはじめている。
なにを選ぶ？
―― 明日のわたしたちのために、長く使えるものを。
これはどこからやってきた?
―― ものをつくっている人たちの
生産背景や環境を知る。
自分は何がしたい?
―― 何が好きで何に違和感があるのか、
耳を澄ませる。
これからどの方向に歩いていくか、
立ち止まって考える。
今すぐはじめられるのはささやかなことでも、
行動は、見える景色を変えていく。
生きているこの場所も、
自分の人生もすこしよくなるために、
わたしは今どんな選択ができる?
Hello,good future!
どんな未来の種をまく?
クレジット：
企画・編集・コピーライティング・ディレクション：野村由芽（me and you）
企画・編集・ディレクション：竹中万季（me and you）
アートディレクション・デザイン：栗原あずさ
編集・テキスト：大下杏子
モデル・エッセイ執筆：石山蓮華
スタイリスト：和田ミリ
フォトグラファー：小林真梨子
ヘアメイク：kika
2022年夏号「Summer gift for future.」
小林真梨子さん、祝茉莉さん、杉浦さやかさん、永原真夏さん、藤岡みなみさん、宮﨑希沙さんの6名が荻窪・西荻窪・阿佐ヶ谷のお店からセレクトした夏のギフトを紹介する「この街にゆかりのある6人が選ぶ、夏のギフト」。他にも、ルミネ荻窪で見つけた「未来を想う贈りもの」を選び方のポイントとともに紹介するコーナーや、ルミネ荻窪ショップスタッフがおすすめする夏のおもたせを紹介するコーナーなど、ギフトにフォーカスした号。
新しい環境に足を踏み入れたあの人は、疲れていないかな。
じめじめした天気が苦手なあの人は、穏やかに過ごせているかな。
なかなか会えないあの人は、今何を考えている？
贈りものに宿った誰かを思いやる気持ちは、
日々を生き抜く力になるかもしれない。
大切なあなたと、わたしたちの未来を想像しながら選ぶ、
この夏のギフト。
クレジット：
企画・編集・コピーライティング・ディレクション：野村由芽（me and you）
企画・編集・ディレクション：竹中万季（me and you）
アートディレクション・デザイン：栗原あずさ
エッセイ執筆：小林真梨子、祝茉莉、杉浦さやか、永原真夏、藤岡みなみ、宮﨑希沙
イラストレーション：akira muracco
編集・テキスト：大下杏子
2022年秋号「学びを見つける、わたしが見つかる」
ルミネ荻窪のショップの服をまとった山田由梨さんと一緒に、学びの扉が開かれ、新しい自分が見つかりそうな荻窪周辺のお店を巡っています。巡ったのは、松庵文庫、荻窪 邪宗門、中野活版印刷店、四歩の4店鋪。ここでしか読めない山田さんのエッセイ「自分の中の赤ちゃんを可愛がるように」も掲載。
今の自分と向き合って、少し先の自分を想像してみる。
「こうありたい」と願う姿がもし浮かんだなら、
近づくために、できることを考えてみたい。
本を読む。勉強する。新しいことや、
興味があったことをやってみる。
小さなことからはじめていい。何歳からはじめてもいい。
心地よい学びのかたちを見つけることは、一生の味方になる。
自分が求めるほうへと、変化するために学んでいける。
学びはきっと、わたしを新しい世界に連れて行く。
前よりも好きな、わたしに出会えるといい。
クレジット：
クライアント：ルミネ荻窪
企画・編集・コピーライティング・ディレクション：野村由芽（me and you）
企画・編集・ディレクション：竹中万季（me and you）
アートディレクション・デザイン：栗原あずさ
編集・テキスト：大下杏子
モデル・エッセイ執筆：山田由梨
スタイリスト：和田ミリ
フォトグラファー：小林真梨子
ヘアメイク：木原理恵子
2022年クリスマス号「わたしとあなたの想いで灯す、クリスマス」
ルミネ荻窪のショップの服を身にまとったMICOさんと共にルミネ館内のお店を巡りながら、クリスマスや誰かを想うことについて伺いました。また、ここでしか読めないMICOさんのエッセイ「“SELF LOVE”から始まる“BIG LOVE”」も掲載しています。
いつもそばにいてくれるあの人。
好きなものを一緒に楽しめるあの人。
ふとした瞬間に助けてくれたあの人。
落ち込んでいたときに信じてくれたあの人。
自分のために笑ったり泣いたりしてくれたあの人。
1年を振り返りながら、大切な人を想ってみたい。
お互いをねぎらい、来年もやっていきましょう。
わたしとあなたの「想い」が、
胸のなかを、日々を、世界を灯す。
メリークリスマス。
来年もどうぞ、よろしくね。
クレジット：
クライアント：ルミネ荻窪
企画・テキスト・コピーライティング・ディレクション：野村由芽（me and you）
プロデュース・企画・編集・ディレクション：竹中万季（me and you）
アートディレクション・デザイン：栗原あずさ
モデル・エッセイ執筆：MICO
スタイリスト：和田ミリ
フォトグラファー：酒井優衣
ヘアメイク：クジメグミ（L&Co.）
2023年春号「小さな幸せを、花束にして。」
ルミネ荻窪のショップの服を身にまとったミュージシャンの永原真夏さんがモデルとして登場。ここでしか読めないエッセイ「生きれば生きるほど毎日出会っている『小さな幸せ』」も寄せてくださいました。
また、荻窪周辺のお店に小さな幸せが見つかる商品を紹介していただくコーナーや、これまでルミネ荻窪のリーフレットにご登場いただいた石山蓮華さん、小林真梨子さん、祝茉莉さん、杉浦さやかさん、藤岡みなみさん、宮﨑希沙さん、山田由梨さん、MICOさんに「小さな幸せ」について聞いた企画も。
柔らかな気配に誘われて、
心をほどいて、広げてみる。
自分の心に、まわりの景色に、よくよく目をこらしてみる。
すると日々には、それぞれの小さな幸せがきっと芽吹いている。
一人ひとりの小さな幸せを拾い集めて。
小さな幸せの花束が、あなたに届きますように。
クレジット：
クライアント：ルミネ荻窪
企画・テキスト・コピーライティング・ディレクション：野村由芽（me and you）
プロデュース・企画・編集・ディレクション：竹中万季（me and you）
テキスト：日比楽那（me and you）
アートディレクション・デザイン：栗原あずさ
モデル・エッセイ執筆：永原真夏
スタイリスト：和田ミリ
フォトグラファー：小林真梨子
ヘアメイク：木原理恵子
ルミネ荻窪さんからのひとこと：
ルミネ荻窪は長きにわたって、地域の皆さまに支えられながら歩んでまいりました。
荻窪や中央線沿線には素敵な場所やお店、文化があふれており、地域内の結びつきを大切にされる方が多い街だと常日頃実感しております。
そんな街の魅力をさらに高め、多くの方々に街を知ってもらうきっかけになればと思い、
地域に暮らす方々、ゆかりのある方々にご協力いただきながら、me and youの皆さまとともに街の魅力を発信してまいりました。
これからも様々な企画を通じて、ルミネとショップのファンを増やすだけでなく、街の楽しさを知ってもらい、街をさらに好きになってもらえるきっかけになることを願っております。
更新日：
2024.7.11
関連URL：
ルミネ荻窪 Instagram
editing of lumine ogikubo for 2022’s leaflet
we produced and edited leaflets for lumine ogikubo throughout the year 2022. five leaflets were produced: spring, summer, autumn, christmas and next spring.
we planned the leaflets to deep the connection with the shops and people around ogikubo. the leaflets also give readers a chance to think about their own way of life and sustainability.
